内閣支持率 2020 9 21 Respect-for-the-Aged Day

 先日、発足した菅政権に対する、
内閣支持率が74%となりました。
(読売新聞社の9月19日から20日の世論調査)
 これには、驚きました。
私は、60%程度か、50%台かと予想していました。
 過去に、70%以上の支持率を取った政治家はいますが、
何かと目立つ人が多かったのです。
芸能人のような「スター」の資質を持っている人でした。
 それに比べて、菅首相は、とにかく地味な心象で、
雄弁でもなく、どこにでもいる「おじさん」という印象です。
 にもかかわらず、なぜ、こんなに内閣支持率が高いのか。
実は、私には、思い当たることがあります。
 私は、話題豊富なので、いくらでもしゃべっていられます。
私は、他人から話しやすく見られるのか、
知らない人からも話しかけられることがあります。
 「この人たちは、何に関心を持っているのか」と思いながら、
いろいろな話題で話し始めます。
政治、経済、外交、国防、科学と話していくと、
みんな、つまらなそうな表情をしています。
 ところが、「携帯電話料金が高い」という話題になると、
みんな食いついてきます。
 今まで伏し目がちだった人や眠そうだった人が、
私を食い入るように見つめます。
 そこで、携帯電話料金を安くするには、
「SIMフリーのスマートフォンがよい」と話し始めると、
みんな落胆するような表情に変わります。
 やはり、みんな不安があるのです。
キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)から、
よく知らない携帯電話会社に変更するのは、不安だそうです。
 みんなの関心は、キャリアの料金を下げてほしいということです。
SIMフリーに対する関心は低いものでした。
 主婦は、スーパーのチラシを見て、
毎日、10円どころか、1円レベルで、
安く買い物ができないか競っています。
 だから、毎月の家計簿を見れば、
携帯電話料金が「巨大な固定費」に見えるでしょう。
 菅政権の看板政策は、「携帯電話料金の引き下げ」です。
このような政策が、内閣支持率を10%以上も引き上げているのではないかと思います。
菅首相は、スターの資質はありませんが、マーケティングの才能があると思います。





































































トップページへ戻る